遙かなるSIMの中で

SIMカードは、他の一般的なICカードと同じく、クレジットカードサイズで提供される。これは、昔の自動車電話などのSIMカードソケットだったことの名残である。現在は小型化され、ICチップの部分だけを切り離して使うようになっている。

SIMカードには、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)と呼ばれる固有の番号が付与されており、これと電話番号を結びつけることにより通信を可能とする。SIMカードを抜き差しすることで、電話番号を他の携帯電話機に移したり、ひとつの携帯電話端末で複数の電話番号を切替えて使用したりすることができる。但し、SIMカードは頻繁に抜き差しすることを想定したものではなく、抜き差しの前に確実にSIMカードの電源を切るために、電話端末の電源をオフにする必要がある。そのため、多くの電話端末では、電池を取り外さないとSIMカードの抜き差しができないような構造になっている。

国内で入手できるSIMカードは通常キャリア(通信会社)からの貸与であり、解約の際には返却しなければならない。 ただし、プリペイドSIMカードの場合は、最終使用時から一定期間(半年程度が多い)の後に失効して発信も着信も出来なくなるため、解約手続きは不要である。

一部の機種では例外もあるが、SIMカードが挿入されていない携帯電話端末は"Insert SIM"などと表示された画面になり、発着信はもとより電話帳の閲覧やワンセグテレビの視聴、カメラ撮影など一切の機能が使えないのが一般的である。そのため携帯電話のカタログや公式サイトなどでは、『携帯電話を解約もしくは、機種変更後は、「ワンセグ」テレビを視聴することができません。』と説明されている。

出典:wiki